音の戸(Otonotobira)

2022.08.20 ジャンル:blog

レストランで演奏するということ

もう20年以上お仕事させていただいている、神戸市北野坂を登りきった右手にある、フレンチレストラン"北野ガーデン"

最初のきっかけは、結婚式のお仕事でした。

それ以降、レストラン演奏もさせて頂くようになりました。結婚式事業は残念ながらコロナ禍で撤退されましたが、素敵なガーデンが広くなり、ランチ営業も始められ、連日満席です。ディナー演奏も引き続き演奏させていただけることに、感謝の気持ちでいっぱいです。

いつも、レストラン演奏者を取りまとめてくださる音楽事務所D♭Dさんとも、20年近くの御付き合いになります。ありがたいことに「溝口さんと仕事がしたいのです。」と言って頂いて、更にモチベーションが上がり、毎回真摯に仕事に打ち込んでいます。

長く続けられること、続けさせていただけることに本当に感謝しております。

レストランスタッフの方々の、並々ならぬ努力を垣間見るにつけ、更に気持ちを引き締めて演奏しなくてはと気合いが入ります。お食事の雰囲気を、思い出のワンシーンとして包みこむ、心に残るような音色を届けたい。そう思いながら、毎回演奏しています。

いつまで続けられるかを考えるのではなく、今、どういう気持ちで演奏することがお客様の幸せになるか。

北野ガーデンのレストランではどんな曲、曲調が合うのか。どんな気持ちで向き合うのか。お客様の人数で音量を変え、リズム感を変える。音色は丁寧に、温かい音。培ってきたものを全て出す。大切な音楽のお仕事です。

私の顔を見てニコッとして下さったり、笑顔で拍手をして下さったり、中には帰り際に頭を下げてくださるお客様がいます。

何よりの励みになります。

※この文章はInstagramにも、アップしました。大切な想いだったので、ホームページにも掲載いたしました。



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